★.。.:*これでいいのかっ!三十路半ばでサブカル道★.。.:*

気がつけば、あっという間に こんな年! そんないつまでも成長しない 私が送る映画を中心とした 戯言です。

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母なる証明

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今年は、我ながら韓国映画に力を入れている。
でもこれは相当に楽しみにしていた1本。なにせポン・ジュノ監督。
去年のオムニバス映画の「Tokyo!」はかなり退屈で寝てしまった
んだけど・・・・。私が今でも相当高い評価をしている「殺人の
追憶」にテイストが似ている。
ただあの映画も見終わった瞬間、うーん、こんなもんかと、当時は
思ったんだけど、じわじわと頭の中を侵食し、5年以上たつけど、
まだいろんなシーンが頭の中に残っている。

で、この映画。まさにこんな感じだ。ぽかーんとしたまま終わって
そしてなんとなくこの映画に支配されている。
しかし、すじに触れることなく、この映画の感想を書くのは難しい。

私は母親になったこともないから、この主人公の気持ちや行動は
理解に苦しむことも多い。また韓国は家族愛が強く、情に厚い人柄。
母親の子供への愛情と執着は日本人の我々では理解できない
のかもしれない。

でも特にこの母親は、やや愚かな母親だろう。父親の存在には
全く言及がないが、親が自分だけであること、子供に知的障害が
あること、これらの現実が彼女を心中未遂まで追い込んだり、
子供の独立心を育成させない。

彼女がただ子供に「バカ」という言葉に怒りをもつことだけ
覚えさせ、その後に何をしたらいいか、どうすればいいのかを
一緒に考えなかったことが、最悪の結果をもたらした。

それでも彼女は自分の過ちに気づかない。そして最後に
本当は自分の知らない真実がわかる。自分の主観、見方でしか
見ていなかった子供の姿はそれはひとつの側面であるしか
ないこと。彼女はもうああするしかない。それがラストシーン
かな。

とはいえ、様々な解釈ができる終わり方だと思う。

ウォン・ビンは一生懸命やっておりました。
彼は拘置所のあるシーンとラストシーン、よかった
です。お母さん役がうまいのはもちろんのこと。
でも一番印象に残ったのは、友人役のチン・グだ。
彼の真意は本当にわからない。
ちょっと前にキネマ旬報を立ち読みしたけど、彼自身も
キャラの本当の姿がわからないらしく、演技に相当迷いが
あったらしい。私も彼の行動ではいくつか、いまだによく
わからない。でも人間って案外こんなもんなのかも。
親友でも案外平気で裏切ったり、また仲良くなったり。
このキャラだけでも、1本話が作れそうだ。
被害者の女の子もよかった。

そして韓国のこれ、どこでロケしたんだろう?
暗くて怖い街だった。起伏も激しいし。ソウルでも
結構暗いと思うからな。
母親が夜の雨の中、高台から街を見わたすところは
必見だ。あの明かりの中に、犯人は息をひそめている。
恐ろしくて美しい場面だ。

本当、なんかまだ頭にひっかかる。
でも何度見ても、わからないことは残りそう。
殺人場面や障害者、売春、などデリケートなことも
多いけど、人間の根っこにある欲、悪、そして善について
新たに考えさせられる。
私たちが目をそむけがちなことを突きつけ、考える
ことを要求してくる、この映画、やっぱ監督はすごい。
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yucom

Author:yucom
映画にまつわりそうなことなら
なんにでもクビ突っ込み、
情報を追い続ける生活して、
もう一体何年?
しかしサブカルって言葉も
80'S全開すぎ?
でも、もっと精進して、
ますますよくわからない人
目指します♪


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