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潜水服は蝶の夢を見る

私は閉所恐怖症でもあるので、この映画の主人公の
設定を聞いた時に、思わず身震いがしてしまった。
仕事もうまくいっていて、女性にもモテて、人生を
思うがままに謳歌していた40代の男がある日突然
発作によって体の中で自由になるのは左目だけに
なってしまった。
脳は正常で意識もはっきりしているのに、自分の
思いを表現する術が何一つなくなってしまう。
「バベル」で描かれたコミュニケーションの欠如など
彼の境遇に比べれば、何の恐ろしさもないように感じてしまう。
どんなに親や恋人や子供に感謝の気持ちを述べて、
抱きしめたくても、もう何一つ表現することはできない。
もどかしくてもどうにもできない。
それは当然死にたくもなるし、投げやりにもなる。
でも彼は改めて自分の大事な人に気持ちを伝え、
そして自分の思いを残すことを言語療法士が考えた
とてつもない方法でやりとげる。
いや、このアルファベットを読み上げて、まばたきで
指定し、文章にしていく作業。
本当になんて根気のいる作業なんでしょう!
しかし生きていて欲しい、思いを伝えたい、この
両者の不屈の精神で、できた本だよなぁ。
そして主人公の片目だけの世界、よくも映像化したもの。
最初はずっと彼からの目線の映像が続くので、
本当に怖かった。
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nobuさん
こんにちは。
もしこの映画が日本で映画化されたら、180度真逆な
表現をしてしまいそうですが、あくまで淡々と倒れてから
本に取り掛かるまでを描くことで、かえって感動を与え
そして生きることのすばらしさを伝えられていました。
この淡々さが強さを生み出しているんですよね。
本をオススメしていただいて、ありがとうございます。
知りませんでしたので、ぜひ読んでみたいです。
最近、いい本にめぐりあえてなかったので、
うれしいです。
こんにちは。
もしこの映画が日本で映画化されたら、180度真逆な
表現をしてしまいそうですが、あくまで淡々と倒れてから
本に取り掛かるまでを描くことで、かえって感動を与え
そして生きることのすばらしさを伝えられていました。
この淡々さが強さを生み出しているんですよね。
本をオススメしていただいて、ありがとうございます。
知りませんでしたので、ぜひ読んでみたいです。
最近、いい本にめぐりあえてなかったので、
うれしいです。
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